「庭仕事」
6月11日の引越しの日から13日が経ってほとんど2週間。いまだに揃ってない家電は冷蔵庫。庭はずいぶんと片付いた。しかしながら理想のガーデニングにはまだほど遠い。とりあえず無秩序状態だった庭がなんとか更地に近づいているというところだろうか。庭には二羽鶏がいる、ではなくて、庭にはムカデも熊蜂も青大将もいる。地面には無数の虫がいる。ミミズがたくさんいることが証拠に土も肥えている。
今現在もっとも買ってよかった農機具は「アメリカンレーキ」である。レーキは熊手だが竹製ではなく頑丈な鉄製で、さらにアメリカンというだけあってデカくて長い。それを使って地面を強めに撫でると、枯れた草の絨毯が一挙に集められるではないか!気持ちいいほど取れるので、それをどんどん焚火に放り込む。着火はよく、直後は水分がものすごい勢いで蒸発し、白い煙を上げる。やがて灰になり、散る。草だけをひたすら焼いているとその灰が積もって空気の入る隙間がなくなり、燃焼効率が著しく悪くなる。燃えて白くなった杯は100均で買った鉄製のスコップ(これで十分すぎる)でかき出し、一か所に集めておく。また燃焼効率を下げないためにはある程度乾いた木材を組んでいく必要がある。そうすることによって中に空気が通り、燃え盛る。
レーキでかき集めても表面上の枯れた草木が取れるだけで、生えている草は除去できない。梅雨で地面が湿っているので抜き易いが、一本ずつやっていく気力が無い。そこでアメリカンレーキで私の信頼を勝ち得たコーナンの、同じシリーズの典型的な鍬(くわ)を買った。1,180円なり。これの先端についている鉄の部分はレーキと違って太くて重いので、軽く振り下ろすだけで地面を耕すことができる。家庭菜園を考えている箇所はさておき、ひとまずこれですべての草をひっくり返してやろうと考えたが、なんだが違ったらしい。気分が乗ってこない。よってこの鍬は今後の家庭菜園の土を耕す時に活躍してもらおう。
「こだわりの冷蔵庫」
家の中の進捗具合は冷蔵庫以外は順調。横浜で一人暮らしを始めたとき、たまたま中古家電屋で購入したNationalの冷蔵庫NR-B162Rをきっかけに、冷蔵庫は中古のNationalという信仰に憑りつかれた。塾を設立した時もこの冷蔵庫を買ったが、まさか移住するとは考えていなかったのでメルカリで販売してしまった。
移住してから探すには遅すぎて、もう諦めてアマゾンで安い新品の冷蔵庫を買った。しかしその夜、メルカリであの冷蔵庫のさらに一回り大きいサイズのものが出品されていた。NR-B26B1である。これのホワイトを32,000円で即購入。アマゾンで頼んだものは即キャンセルした。新品の冷蔵庫は27,000円送料込みで買えるというのに、わざわざ20年前の冷蔵庫をそれ以上の金額で買うのは頭がおかしいと思われるかもしれないが、好きなのだからしかたない。
ただ面倒くさいのは、現住所はなんとメルカリの大型たのメル便の地域外なので、わざわざ一旦京都の実家に送ってもらい、さらにそこから自前、もしくは運送業者を利用してここまで運び入れる。到着は29日、そこからここまでの運送だから結局7月に入ってしまう。頭はおかしくないが面倒くさいのは事実である。