除湿機のあれこれ

2021年8月17日 20時02分

 シトシトの雨。雨の勢いが弱かろうと暗い日々には変わらない。部屋の湿度は90%近くにまでなる。以前に購入したおもちゃのような加湿器はさておき、石油ストーブとともに実は届いていた新品の加湿器。

コロナ 加湿器 CD-P63A2

 塾の生徒に教えてもらったモデル。アマゾンを見ているとどうやら、この規模の加湿器ではこのモデルが一人勝ち状態らしい。レビューにはこの前のモデルに関して色々書いてあり、その多くが「騒音が凄い」「漏れる」など。騒音に関してはテープなどを貼って自分で対策している人もいる。

 実際に届いて使ってみると、この最新版は騒音に関して見事に改善されているらしく、端的に言ってすごく静かである。壊れているのか疑ったほどに。そして漏れは確認できない。また3Lくらいしか容量がないので、DIYでドレンホースをつけて工夫している人がいるが、この最新版はちゃんとドレンホースをつける専用の口がつけられている。これで水捨て作業はいらなくなる。

 これが「10年交換不要フィルターらしい。フィルターと言いながら全体を覆うものではない、不思議な仕様。

 ちょうど洗濯物があったので、その真下において稼働させてみた。風が当たるところはかなりのスピードで乾いたが、なにぶん使用している部屋が20畳近い広さなので、全体が乾燥するまでは時間がかかる。また部屋自体の湿度は、洗濯物がない状態で90%から60〜70%(2、3時間程度)になる。

 もし広い部屋で湿度をドンと下げようと思うなら「ナカトミの業務用除湿機 DM-10」がいいらしい。所有したことはないが、どうやらこのCORONAの除湿機の上のランクで次に「ちゃんとしたもの」はこのモデルしか見当たらなかった。相当なパワーらしい。それ以上は一気に値段が上がり、性能も持て余す。ただ双方「コンプレッサー式」であることに気をつけなければならない。

 コンプレッサー式は夏みたいに暑ければ問題なく除湿してくれるが、冬の寒い時期はダメ。そういうときは「デシカント式」になる。これは比較して電気代がかかることと、室温がかなり上がることがデメリットだが、冬であれば室温が上がることはむしろ助かるであろう。

 といいつつ実はその「デシカント式」の除湿機も購入してしまっているのだ。

National デシカント式除湿機 F-YZC100 2007年製

 お決まりのNational。もちろんメルカリで送料込み4,500円で購入。当時、この100モデルと60モデルがあり、これがでかい方である。かなりの美品。

 裏には新品時についている青いシールがフィルターのところについていた。つまり2007年から一度もフィルターは掃除されていないということである。どれくらい使用したものかはわからないが、外観も中身も問題はない。

 さてこちらの実力だが、CORONAの最新モデルと比べて・・・

・やっぱり異常に暑くなる(みるみる温度計の数字が上がっていく)

・MAXの風量がとんでもなくパワフル(+相当な音)

・除湿速度が圧倒的に早い(みるみる除湿計の数字が落ちていく)

・スイング機能が豊富についている

 などなど。やはり製品としての質は当時のNationalには勝てまい。CORONAが送料込み17,000円なので、その4分の1の出費で手に入れたことを考えると、やはりメルカリで手に入れる中古美品というのは偉大である。またこの「デシカント式」の除湿機の賢い使い方として、クーラーとセットで使うという手がある。

 室温の上昇も抑えられ、クーラー自体が除湿機能があるのでダブル効果。この大雨の中、通常であれば90%を超える湿度もいま現在Nationalの除湿機とクーラーの組み合わせで湿度60%、室温25.5℃(20畳で)という最も快適な状態で保たれている。

 これで一先ず除湿問題に関してはおしまいとなった。

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