いいソファーで読書する

2021年9月8日 23時25分

 今日も雨。昨日からメンタルが優れなかった妻は今朝まで引きずって、朝食後から昼まで寝込んでいた。今朝は市役所に用事があったので揃って出かけるつもりでいたが、妻は突然「今日は行かない」と言い出す。本人によると、どうやらフィジカルではなくメンタルの問題らしい。つまり身体に苦痛はないが頭の中で考え込んでいると。

 我々にとって考えすぎることは常であって問題ではない。また考え過ぎるというのはそのコンテンツはさして問題ではなく、「そこに固着してしまう」ことに問題がある。負の思考は続けて解決することは九分九厘ない。カーテンも開けずに暗い寝室に放っておけば尚更悪い。処方箋は極めて簡単、「身体を使う」、以上。

 よってなんとか彼女を外に引っ張り出すわけだが、ダークモードの女性ほど手の施しようがないものはない。一先ず話を聞く⇒適切な会話をする⇒緩和したところでとにかく外に連れていく。またテンションが上がるようなネタも仕込まなければならないので、「よし、カフェに行って美味しいケーキとコーヒーでも飲もう」と誘う。

 無事に連れ出した後は市役所に直行し、用を済ませた後に小腹が空いたということでコンビニに立ち寄る。どうやらバーガーが食べたかったらしいが売り切れている。そこで彼女は小さいカップそば。私はネタとしてこれを買ってみた。

 来来亭のカップヌードル。店の味を知っているのでどれほど近いものかと興味本位で食べてみたが全くの別物であった。カップ麺には特有のフライ麺の味がある。少しでもあの来来亭のスープの味を再現しているのかと思いきや、本当に「ザ・醤油味のカップ麺」の味であった。

古本と珈琲 モジカ

  そしてやってきたのがお目当ての福知山にあるカフェ「古本と珈琲 モジカ」である。ここの一階は小さな映画館になっている。程良い乱雑感とライティングが素晴らしい。BGMは普通の天井吊りスピーカーだが選曲は店に馴染んでいる。店には老人一人と店主一人。席について私はシフォンケーキ、妻はチーズケーキをそれぞれコーヒーセットで注文。

古本と珈琲 モジカ デザートセット 各800円

 シフォンケーキと言えば京都の松井山手にある「シロモト」のシフォンケーキをことあるごとに食べている。目玉商品だけあってフワフワでホイップクリームもしつこくない甘さ。それと比較してしまうとどうしてもパサパサ感は否めない。いずれにせよ「普通においしい」とだけ記しておく。

 提供食品の質よりもここは雰囲気が素晴らしい。適当な古本をもってきていつまででも読んでしまいそう。あまりにも居心地がいいので、ふと自分が座っているソファーをよくみてみると

 なんとGETEMAではないか!これ一脚で30万ちかくするヴィンテージソファーが二脚。向かいには二人掛けのものがある。三脚で100万近いセットが「さりげなく」置いてある。道理で座り心地がいいわけだ。ほんとに、すっかり読書にのめり込んでしまった。

 なるほど、自宅で読書が進まないのはそのせいだったのか。オーディオルームにはソファーがあるが、たしかツーワンスタイルで買った2万円程度の安いもので、座っていると10分もたたないうちに「ダラー」っとなってしまう。ケツは痛くなるし背中もだるい。自宅で過ごす時間が増えたり、本を読み漁ったり、オーディオを楽しむには、ソファーにお金をかけるのは間違いない選択だろう。

 妻もすっかり気分転換できたようで、二人そろってルンルンで帰ってきた。落ち込んでいる他者を転換させるには、左様に知性を働かせて「ちょっと」動かしてあげるだけで大きな改善になったり、もする。

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