最後の更新から1ヶ月以上空いてしまった。書くことがなくて書けないことは起こり得なくても、書くことが多すぎて書けないことは常日頃。特に1ヶ月前に子供が生まれたという経験はいくら書いたって足りるはずがない。自宅兼教室を自前で改装していればよくわかるけれど、改装が進まない理由は何からやるのが1番合理的かつ愉快か、それを考えている時間が最も長い。それが楽しい部分もあるけれど、24時間左脳がやかましく働いているのがうんざりするくらい分かる。
作業をしているとあちらこちらに道具やゴミが散らかって、つど片付けなければ次第にその量は床が見えないほどに増え、はてどこから手を付けるか・・・、そういう状態は書くという作業の完璧な比喩になる。だから結局どうなるかといえば、久々に車の点検の待ち時間で1時間暇ができたからと言って書き始めても、「如何にどこから手を付けていいか」についてダラダラ書く始末になる、こんなふうに。
ともかくキッチンの改装は一段落。想像よりもほんの少し良く仕上がった。2、3ヶ月かけてやってみたけれど、かかった時間の殆どは立ち尽くして腕を組んで「まだできてない理想のキッチン」を見ることだった。特段キッチンに関しては自分自身がキッチンに立って料理・片付けをやっていなければ、かっこいいけれど合理性を欠いたものになってしまう。ベコベコになった床は全てオーク調床材で張り替えて、壁と天井は総漆喰、その上に無垢の赤松材で組んだキッチントップをウレタン樹脂塗装を施して艶出し保護をした。真っ白な漆喰と松材で明るく、可愛く、かつスタイリッシュにまとまった。
あとはコンロの周りのスパイスラック等を造り付けていけばますます機能・見栄え共に磨かれていく。間違いなく他の部屋(教室、リビング)よりも良い仕上がりになった(なってしまった)。家での生活において中心的な存在の部屋はリビングではなくキッチンだと個人的に思う。そのキッチンが完成すれば自ずと生活は豊かになる。また自分で仕上げたキッチンであれば、そこで奥さんが料理して食べてコーヒを飲んでなどと、こんな幸せなことはない。ほんとうに。
さて次はどこに手を付けるか。そう考える時間もどうせ長い時間を要する。キッチンからすぐ目に入る庭の手入れ。一番初めに手を付けたのでその完成度がやっぱり低い教室。ここらへん辺りを気分次第でダラダラ手を付けていく。生徒を教えながらだと教室の大規模な改装はできない。特に床は杉の無垢材を畳の上に直接敷いているので著しく軋む(きしむ)。これをなんとかしようとすると全部をひっくり返して、土台からやり直さなければならない。代わりに装飾的な施工をして生徒の学び促進に繋げたい。
特に受験に向けての指導をしている生徒はその指導頻度も高いので、自習するにあたっては無償で教室スペースを使えるように開放しようと思う。その為にも質の高い喫茶店のように、いつまでもいたくなる、でもダラダラする気にもならない、絶妙な空気を再現する必要がある。そこに数値的な規則はない。浜辺で拾ってきた流木一本が視界に入るところに置いてあるだけで「んー、なんだかいいな」、そう感じることに理屈がないように。